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NEW!
2024.9.6
※リレートークには
古賀初次さん、吉岡剛彦さん、藤岡直登さんが参加します。
ご紹介!
岩波「世界」7月号に、佐賀空港オスプレイ反対に関するルポジュタージュが掲載されています。
ルポ「軍事優先社会 佐賀空港にオスプレイはいらない
ー自衛隊駐屯地建設差し止めの訴え
内容は反対運動の経緯が要領よくまとめられ、時系列的にも分かりやすく、これまでの反対運動の取り組みを振り返るのにも大変役立つルポとなっています。ぜひご一読ください。
著者:吉田敏浩氏(ジャーナリスト。1957年生まれ。
著書に「昭和史からの警鐘」など多数。明治大学探検部OB。明大学生寮「生田寮」OB。
2024.6.15
22024.5.28
2024.2.23
2023.10.21
2023.10.11
2023.9.18
2023.9.7
石川県 内灘闘争70周年「リレートークと平和コンサート」9/2.3に
古賀 初次 会長らが招かれ、佐賀空港陸自オスプレイ配備計画の現状と駐屯地建設工事差し止め仮処分の申し立てを佐賀地裁に行ったことなどの報告を行い、それぞれの地域社会の安全・安心と戦争のない平和な社会づくりに力を合わせともに闘っていきましょうと連帯の挨拶をしました。その報告です。
8・29佐賀空港自衛隊駐屯地建設工事
差し止め仮処分申立書を佐賀地裁へ提出!
2023.9.5
佐賀地裁へ
地権者、弁護団を先頭に
100人を超す支援者が行進!佐賀地裁へアピール!
報告集会
会場は支援者や報道陣でいっぱいとなり立ち見の人も出て、170部用意した資料もなくなったということでした。
池上弁護士から申し立ての趣旨や理由について、資料に基づいて分かりやすく説明がありました。地権者の「所有権」と私たちの「人格権」を守るため、力を合わせて頑張りましょうと締めくくられました。
東島浩幸弁護団団長
「裁判は、理屈が正しければ必ず勝つというものではない。たくさんの支援者の声が、国策に反しても勇気をもって判決を各裁判官をつくることになる」
古賀初次地権者代表(左)
「歯がゆい思いでいっぱいだ。私たちの思いがどこまで届くか裁判にかけていくつもりだ」
吉岡剛彦共同代表(右)
「炎天下、100人以上の人が支援し行進できたことは裁判所や防衛局に大きな力を示せたと思う。今後もご協力ご支援をよろしくお願いします」
2023.8.21
2023.7.30
7.29裁判へのキックオフ集会 メートプラザ佐賀
400名収容の会場がほぼ満席になりました。
「はっちゃんのオスプレイ反対日記」はこれまでの古賀会長の取り組みを紹介しました。後日、当HPに掲載予定。
うたごえ「宝の海よ」「空を海をいのちを」会場の皆さんと一緒に歌いました。
地権者を代表して古賀初次氏が挨拶しました。「駐屯地工事は何としても阻止する」と。
「オスプレイ裁判支援市民の会」設立総会で共同代表に選任された佐賀大学教授 吉岡剛彦氏。裁判には多くの市民の支援が必要と決意を語られました。
弁護団(12人)団長 東島浩幸弁護士(佐賀市)は、
8月29日(火)に陸自佐賀駐屯地(仮称)の建設工事差し止めの仮処分を佐賀地裁に申し立てる、と表明しました。
集会最後のシュプレヒコール!
「オスプレイ 来るな!来るな!」
閉会後、たくさんの方々に入会申込していただきました。
2023.6.19
6.19 ダンプ土砂搬入 初日 抗議行動!
警告と強制力
苦渋の思いで
ダンプをにらむ‥‥
6月18日の工事説明会、参加お疲れさまでした。相変わらず口先だけの根拠のない言い訳を繰り返す防衛省は、全く信用するわけにはいきません。答弁もタジタジになる場面もあり!今後も力強く抗議しましょう。工事で子どもたちも、私たちの生活も脅かされています。
(2023.6.18)
2023.6.15
2023.6.13
2023.6.13 建設工事第2日目抗議行動
本格的工事が始まろうとしていた。
8:40頃 資材搬入阻止行動開始
にらみ合い 2
にらみ合い 抗議行動の正当性を主張する!
警告を繰り返す
9:40頃 ついに歩道へ押し戻され、資材搬入が始まった。
2023.6.1
2023.5.29
◎佐賀県弁護士会からご案内いただきました。
ご参加、よろしくお願いします。
2023.5.22
陸上自衛隊オスプレイ配備計画白紙撤回!佐賀空港の軍事基地化に反対する
G25? フィールドワーク交流見学会開催
広島でG7サミットが開催される最中、私たちはG25佐賀空港軍事基地化反対フィールドワークを行いました。G25すなわち、ある企業労組の役員や労組OB、また市民グループ、そしてオスプレイに関心を持つグループがSNSや口コミで自主的に集まった25人のこと。
今回は、漁協の陸自駐屯地予定地の売却に至る経緯の疑念や問題点、採決を行った総会の議決の内容や有効性等について法的手段等も含めた今後の反対運動の在り方、支援の方法等について、現地でのフィールドワークを通しての勉強会を行いました。参加者からたくさんの意見が出され、大変有意義な交流会となりました。
南川副公民館12:30→佐賀空港→東与賀展望台→漁港・ノリ乾燥工場→南川副公民館・意見交換交流会17:00
空港展望台から干拓地を望む
東与賀展望台 ラムサール条約締結地 ノリ漁場、雲仙岳
移動バス 有明海特有の漁港の説明
西尾さん(74歳、石川県内灘町から来訪)
「『内灘闘争』は過去の事でなく、闘争の意義は脈々とつながっている。・・・日米地位協定により米軍は、あらゆる自由を得た。やりたい放題だ。自衛隊基地は米軍基地と同じ、一体化している。」と強く警戒感をもって語られた。
(「砲弾が朝鮮で使われると聞いていたが、それを阻むための闘争ではなかった。浜を奪われ、漁ができん。試射の音がひどくて学校で勉強もできん。生活に直結した運動だった。」)
内灘町HPから
干拓地(駐屯地建設予定地)に入るのは初めての人ばかり。もうすぐ金網で囲まれ、入れなくなる?!
さらに西側の土地も買収されれば、全国有数の軍事基地になる!
古賀初次会長のノリ乾燥工場
「交流会・懇親会」から(一部のみ)
・基地への土地売却が決まったと言うけれど、まだ変えられるよ。希望を持ってやっていきましょう。これ
からも参加したいと思います。(川副町 女性)
・西尾さんありがとうございました。大きな励みとなりました。感動しました。オスプレイは佐賀や九州だ
けの問題じゃない。小さな声、小さな力を集めて頑張っていきましょう。(大阪府 男性)
・昔、日出生台演習場で小さな子どもが薬きょうを拾って遊んでいて、顎が吹き飛ぶ事件があった。それが
忘れられない。(大分 男性)
他、テーブルごとにたくさんの意見が交わされていました。また、本会会員の下村さんが、素晴らしい歌声で “小さい力を寄せ合えば 大きな力になる” と得意の歌を披露され、大きな拍手をいただき和んだ雰囲気となりました。
最後に、がんばろう三唱で会を閉じました。また皆さまからたくさんのカンパしていただき、大変ありがとうございました。今後も、ともに頑張っていきましょう。どうぞよろしくお願いします。
平和な空
安心できる大地
佐賀空港の軍事基地化は許さない!
2023.5.19
収穫を待つばかりの
佐賀空港西側の麦畑
オスプレイ 駐屯地建設用地
防衛省と県有明海漁協 土地の売買契約を締結
排水対策や地域振興など11項目で合意、「協定書」を交わす
防衛省と県有明海漁協は18日、駐屯地建設予定地の土地売買契約を結び、これにより防衛省は6月には駐屯地整備に着工するということです。また、土地売買締結前に、漁協南川副支所からの要望11項目について防衛省と協議し、合意したとする「協定書」を交わしました。古賀会長は、「協定書」の内容は私たちが要求していた排水対策や米軍は常駐させないなどが盛り込まれていたことについては評価しましたが、土地売却には断固反対していくという姿勢は変えませんでした。
「協定書」(写し A3版)
「協定書」の骨子(佐賀新聞から)
2023.5.11
佐賀県有明海漁協、九州防衛局に“法的疑義”あり!
「申入書」を提出
5月10日、古賀初次氏を代表とする地権者有志で県有明海漁協と九州防衛局に「申入書」を提出しました。
申入書では、1.本件土地の売却には地権者全員の同意が必要であること、
2.管理運営協議会の事業範囲に土地の売却が含まれないこと、
3.管理運営協議会には「総代会」の組織が予定されていないこと、
など土地売却を決めた5月1日の臨時総会には様々な問題があると指摘しました。
県有明海漁協と防衛局に対し、上記の3点について地権者に対する説明を行う場を設けることを求めました。また臨時総会において協議会執行部の「共有地の解釈は弁護士によって違う」発言もあったこと等から、併せて漁協の顧問弁護士の法的見解も求めています。
<提出した「申入書」>
県有明海漁協へ
↓拡大(打ち直し)
九州防衛局に対し
「申入書」提出後、多くの記者や支援者に囲まれ取材を受ける古賀氏
2023.3.27
3・26オスプレイ配備反対第10回決起集会 報告
3月26日(日)スポーツパーク川副体育センターにおいて、「オスプレイ配備反対第10回決起集会」を開催しました。2014年国が受け入れを要請してから今回で第10回目の集会となりましたが、状況は極めて厳しく、防衛省は駐屯地建設予定地の買収交渉を本格化し始めています。こうした中、約500人の方々に参加いただきました。
〔報告 県内外からの声〕
①山口県岩国基地の現状
住民の安全や騒音の低減を図るということで基地が拡張されたが、その結果一層危険性が高まり、騒音もひどくなった。一旦基地が作られると住民の意向は無視され、際限なく強化される。
②有明海沿岸漁業者の声(古賀会長・平方さん・古瀬さん)
永年有明海と共に生きて来た漁業者は自衛隊駐屯地建設で有明海の環境悪化を大変憂慮されており、古賀さんは軍事基地をつくることは自然破壊だ、平方さんはオスプレイ等の騒音によりコノシロ(魚)も生息できない海になってしまう、古瀬さんは生活環境を脅かすオスプレイはいらない、山口知事や佐賀市長は民意をないがしろにしている、と。
3人ともこれからの戦いを頑張ろうと訴えられました
③国政報告
衆議院議員 原口一博氏からは、今回のオスプレイ問題は非常に姑息なやり方でたくさんの問題があると指摘。例えば公害防止協定の見直しの決定過程がおかしいことや首相と組合長が秘密裏に2回会っていること、米軍との関連でpfos、pfoa除染の問題が日本ではあまり取り上げられていないことなどを指摘され、問題点ばかりなので徹底的に追及するという姿勢を示されました。
◎オスプレイの訓練の映像も流され、見えてきたことは佐賀空港への配備の根拠がないこと、「オスプレイは1機のみで行動する」という防衛省の住民説明会での説明がウソであったこと、日米共同訓練の際に天候を理由に陸自のオスプレイが参加しなかったことすなわち有事に役に立たない証拠であることなどでした。オスプレイの必要性や危険性を再度考えさせられ、反対運動の正しさを確認する映像となりました。
最後に、参加者全員で『オスプレイ来るな!来るな!』のプラカードを掲げて決意を新たにし、集会を閉じました。
住民の会会長の古賀初次氏は、オスプレイ反対の住民からだけでなく、有明海漁業の知識や経験も豊富で、漁民の歴史も良く知り、かつ地域行事にも積極的に関わるなど多くの地域の幅広い方々からも信頼・支持されている。
決起集会の後の反省会で会員からの突然の「誕生日お祝い」の花束を受け取り、照れる会長・・・。
今後も健康第一でみんなをリードして行かれることを願うばかり!
「オスプレイ反対住民の会」合唱団?
この日のため、私たちは、決起集会準備会議後等に懸命に練習したつもりですが、いかがだったでしょうか?
歌も頑張ります!よろしくお願いします。
2023.2.8
◎東与賀小学校での説明会では、複数の女性参加者からオスプレイ特有の騒音(重低音)による人体の影響や機体の安全性、また防衛省等の回答への不満など厳しい意見や質問が多くありました。
これまでの住民への説明会では、防衛省や県が言うような「住民が理解し、納得するような丁寧な説明」には至っていないようです。
私たちも佐賀空港オスプレイ問題について、何が本当の問題であるかを皆さんと真剣に討議する“交流勉強会”を開催していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
2023.1.23
福岡県の大牟田市の市民を中心に、佐賀空港オスプレイ問題に強い関心を持っておられる方々と交流勉強会を行いました。
佐賀空港自衛隊オスプレイ配備計画は、隣県の福岡県や有明海で生活する人々全員の問題でもあります。今後も意見交換などを行い、ともにオスプレイ反対を貫いて行きたいと思います。
正月の有明海に異変!ノリは黄色に変色・・・!
海も漁民も静まり返っていた・・・ 1.12 ノリ漁場視察報告!!
2023.1.15
正月明けの住民の会の会合で、古賀会長から昨年より心配していた漁場の異変がより一層深刻な状況にあるとの報告がありました。秋芽ノリが不作だったうえに正月2日から張り込んだ冷凍網も生育不足の上、色落ちして売り物にならない、漁師仲間も例年なら人手を雇って加工工場もフル回転させるところだが、それらも止め、網も2月いっぱいで引き上げる者も出てくるかもしれんと嘆いていました。そこへ午前中から海に行っていて帰った来たばかりのノリ漁師からも、とにかくひどい現状であるとの報告がありました。
こうした今季のノリ漁の現状を心配して出席していた原口一博衆議院議員と江口よしのり県議の「海に行って、現況を見る!それが一番」という声により、12日の漁場視察を行うこととなりました。
(原口一博衆議院議員、古賀会長、ノリ漁師さん)
出港前に古賀会長から漁場の現況について説明があった。この日はたくさんのマスコミからも参加があった。
<戸ケ里漁港>
空港から約4㎞南の漁場。ノリ摘み最盛期の日であったはずが、私たちの調査船2隻の他、1隻も出ていなかった。
摘み取り直前の黄色に変色したノリ
左図は11日の有明海の栄養塩。すべての海域で昨年大不作を引き起こした県南西部の数値と同じ。通常川副沖の栄養塩は3~5。
漁場へ
船上で説明する古賀会長
諫早湾干拓、筑後川大堰のつけが来ている。自衛隊基地、オスプレイが来れば宝の海が死の海になる!
スカスカのノリ網。本来なら網目も見えないほどの黒々としたノリ網のはずなのに・・
燃油高騰やノリ不作で肩を落とすノリ漁師・地権者や地域住民・県民の年末の多忙な生活を無視するかのように開催されたカタチだけの説明会。さらに追い打ちをかけるように、防衛省は用地取得向け現地連絡所を地元川副町に開設しました。防衛省、佐賀県、有明海漁協は地元漁民や住民・県民の不安や疑問に十分に答えようともせず、自分たちの勝手なスケジュールだけで動いています。地域住民や県民の安心・安全な生活をしっかり考えているとは到底思えません。
私たちは「平和な空・安心できる大地・宝の海を子や孫へ」の理念を柱に、佐賀空港の軍事基地化・オスプレイ配備計画反対、公害防止協定見直しの撤回を求めて全力で戦い抜くことを決意いたしております。どうぞさらなるご協力ご支援をよろしくお願いいたします。
古賀会長 「まだ決まってしまったわけではない!
これからが第2の戦いだ!!」
2022.12.15
12月11日、午前「佐賀空港の軍事基地化を許すな!12.11オスプレイ配備反対県民集会」(佐賀平和運動センター主催・自治労会館・約250人)、午後「オスプレイ問題緊急情報交換会」(本会主催・南川副公民館・約80人)の二つの集会がが行われました。本会の古賀初次会長は両方の集会での挨拶で、有明海漁協西久保組合長が佐賀空港を自衛隊との共用はしないとする公害防止協定の見直しに応じたことが、あたかもオスプレイ配備計画が決定したかのような受け止め方を敢然と打ち消すように「漁協の役員だけでの話し合いで協定の見直しが決まったが、まだ自衛隊の配備が決まったわけではない。私も地権者の一人だ。土地を売ることは絶対にない。これからが第2の戦いだ。死ぬまで戦う」と力強く決意を述べました。
挨拶する古賀初次会長
原口一博 衆議院議員には、午前午後の両方の集会に出席いただきました!(緊急集会での挨拶)
オスプレイ配備反対県民集会では、名古屋学院大学教授 飯島滋明氏が講演の中で私たちも懸念し繰り返し訴えて来た「佐賀にオスプレイが配備されれば、米軍が必ず来る。有事の際は攻撃対象になる」と警告されました。飯島氏は、午後の私たちの緊急情報交換会にも参加していただき「公害防止協定には、先人たちの地域を愛する思いが込められている。オスプレイ配備計画をぜひ撤回させていきましょう」とエールをいただきました。 緊急情報交換会には地元川副町の方々の他、佐賀市内外、福岡県・長崎県からも多くの参加者があり、関心の高さを感じました。また、たくさんの方から意見や質問、決意、本会への激励などをいただき30分以上も時間オーバーするほど熱気ある皆様の声を多く聞かせていただきました。さらに今後も本会主催の「ミニ学習会」や「情報交換会」等の開催を要望する声もあり、そうした声に応えていくとともに、本会も皆さまと共にオスプレイ来るな!配備計画白紙撤回!の声を大きくしていきたいと思います。これからもどうぞご支援いただきますようよろしくお願いいたします。
オスプレイ問題緊急情報交換会に参加の皆様
〔オスプレイ問題緊急情報交換会 参加者の声〕
・排水問題、本当に大丈夫か。
・大詫間の上空にヘリが数機飛んだ。大騒音だった。オスプレイとなると心配だ。
・貝は全く採れんようになった。排水が心配だ。
・自衛隊の計画の弾薬庫と燃料庫が近い。問題がある。
・土地は売らなかったら断念、みんなで呼びかけよう!
・漁協、地権者だけの問題ではない。
・地域住民は置いてけぼり!住民への説明会が遅すぎる。
等、他多数
2022.11.23
有明海 ノリ漁業者に危機感!
すでにWeb短信№8で、栄養塩不足のことをお知らせしましたが、かなり深刻な様子が新聞各紙で報道されています。
県有明水産振興センターで、10月26日に種付けしたノリ網を検査したところノリの細胞はスカスカで幼芽の成長の遅れが見られるということでした。ノリの成長に欠かせない栄養塩が赤潮によって減ったのが原因ということです。県西南部の漁業者は「このままでは3期連続の不作になりかねない」と。
また、今期は主要なノリ漁場の東部にも種付けの前から赤潮が発生したことで、有明海漁協全域で栄養塩不足によるノリの成長が滞るのではないかと、ノリ漁師は一時も気が休まらないということです。
本会会長の古賀初次氏もノリの成長が心配で毎日海に出ています。こんな大変な時に、佐賀空港を自衛隊とは共用しないとした「公害防止協定」を見直し、オスプレイ導入を進めようとする防衛省、佐賀県、有明海漁協にも怒りを感じるということです。私たちは協定見直しに抗議し、オスプレイ反対の声を上げ続けます。Web短信号外でお知らせしました通り、12月11日(日)南川副公民館で「オスプレイ問題緊急情報交換会」を開催します。ぜひ多くの皆様の声をお聞かせください!
11月22日の有明海ノリ漁場
2022.11.4
11月3日「佐賀のうたごえ祭典 音楽会」に参加しました。
古賀会長は、オスプレイ反対の新たな局面を迎えた中、更なる決意を込めた挨拶に聴衆の皆さんから大きな拍手をいただきました。そして私たち住民の会のメンバーも佐賀うたごえ合唱団の加勢を受け、会の歌である「空を 海を 命を」を歌い上げました。聴衆席からガンバレ!の声もいただきました。
神埼市「はんぎーホール」
11月1日、有明海漁協は、佐賀空港を自衛隊と共用しないと明記した「公害防止協定」の見直しに応じるための検討委員会を漁協本所で開催しました。
これに対し、漁協本所前で、住民の会は抗議行動を行いました!
佐賀市 有明海漁協本所前
参加者は疑問の声!追加の説明会開催を申し入れ!
2022.9.14
防衛省は8月25日から9月1日、公害防止協定の見直しに向け、当事者である漁協6支所で説明会を実施しました。説明会では有明海への排水対策などに疑問に思う漁業者から、様々な質問や意見が次々に出され、予定時間を1時間以上オーバーした説明会が複数ありました。
今回参加の漁業者の内、地権者ではない漁業者は初めて防衛省から説明を聞く人もいて、特に若い漁業者からは活発な意見や多くの不満の声が上がっていました。
こうした各支所の納得のいかないとする多くの声を受け、13日、地元漁業者有志 古賀初次(本会会長)さんら2名は“追加の説明会開催は不可欠”として、「申入書」を九州防衛局と県、漁協に提出しました。
申し入れ(概略)は、次のとおりです。
1防衛省に対して・・・説明会は公害防止協定見直し前に開催され
ること。ノリ漁期終了後の来年春以降に開催される
こと。公開の説明会とすること。
2佐賀県に対して・・・知事も出席され質問に答えること。6支所
地域の市民への公開説明会を開催されること。
3漁協に対して・・・公害防止協定の見直しは、6支所組合員を
対象とした全員協議会などで意見集約すること。次回
説明会には組合長も出席し、質問等に回答するなど
組合員の納得する説明会を開催すること。
「申 入 書」
広江支所説明会会場前で
古賀初次氏は、報道関係者の取材に対し
「漁民の声を、もっと県も漁協組合長も聞くべき」と話しています。
2022.8.19
鳥栖市 「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」上映会報告
鳥栖市で8月15日の戦争終結・ポツダム宣言受け入れ日に「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」上映会が開催されました。
上映に先立ち、主催者挨拶に続いて住民の会会長の古賀さんも挨拶し、佐賀空港オスプレイ問題の現状及び問題点について報告しました。
当日は、2回の上映でしたが、14時からの上映では40人ほどの参加があり、佐賀空港問題だけでなく、沖縄の基地問題への理解を深めていただきました。
参加者は、鳥栖市だけでなく隣接の久留米市からの参加もあり、オスプレイ問題の関心の広がりを感じる上映会となりました。
上映会で挨拶する古賀会長
(当HPより)
2022.8.3
佐賀空港のオスプレイ問題 ミニ見学会・学習会を実施
先月末、当初30人規模の見学会・学習会を予定しておりましたが、コロナ第7波拡大のため少人数の希望者(ワクチン済)を対象にしたミニ見学会・学習会を開催しました。
最初に見学会は佐賀空港・国造干拓地(自衛隊基地化を進めようとしている地)~東与賀干潟(ラムサール条約登録地)~ノリ漁業者加工工場、そして学習会・意見交換会を行いました。午後1時30分開始で午後5時に終了、参加者には佐賀空港周辺の自然環境や農業や漁業の実態をつぶさに見ていただき、特にノリ漁業者の現状を知ることで、改めて佐賀空港への自衛隊基地オスプレイ配備計画の何が問題であるかなど認識も深まったとの感想をいただきました。
住民の会では、オスプレイ問題に興味関心をお持ちの方、グループ等を対象に見学会や学習会を実施いたします。
ご希望の方は、日程・見学内容など調整させていただきますので、下記のメールアドレスまでご連絡をお願いします。
・連絡先メールアドレス:sagaosprey@yahoo.co.jp
ノリ漁業者 海苔加工工場見学
2022.6.29
宇宙監視レーダー基地建設に関する勉強会に参加!
6月26日㈰、山陽小野田市で宇宙レーダー基地に関する勉強会(「宇宙監視レーダー基地建設に反対する会」主催)があり、当住民の会からも参加、情報交換を行いました。
防衛省の説明では宇宙ゴミの監視レーダー基地を海上自衛隊の山陽受信所跡地(山陽小野田市)へ建設することで進めていますが、勉強会では、現在、次の問題点等はじめいくつも指摘されつつあると、報告されました。
問題点①北側に菊川活断層が確認されている
問題点②風力発電用風車がレーダーに悪影響を及ぼすことが判明、山陽小野田市近辺にも風力発電が稼働中
問題点③すぐそばに民家があり、レーダー電磁波の影響がある 等
また、当日は萩市の「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」からも出席があり、互いの最近の活動状況などを報告し合うなど、各地との連携の大切さを確認する勉強会でもありました。
2022.5.30
オスプレイ反対ミニ集会を開催しました!
私たち住民の会では、去る4月3日に地元川副町でオスプレイ反対県民集会を開催しましたが、参加者のアンケート等から県内各地での集会も開催してほしいとのご要望をいただきました。
そこで早速、ご要望のあった方々及び関係者と協議し5月に2件の「佐賀空港オスプレイ問題に関するミニ集会」を実施することができました。下記の通りご報告します。
まだまだコロナ禍で大勢が集まる集会や遠出を遠慮されている方々には、これらのミニ集会は大変感謝されました。また、オスプレイ問題等について参加者同士が自由に意見交換でき、改めて問題の本質を掘り下げることができたなど大変有意義であったと好評でした。
住民の会では、さらに多くの場所でミニ集会等を開き、反対運動を展開していきたいと考えておりますので、これらのミニ集会開催をご希望の方は、ぜひご連絡ください。一緒に開催計画等を作り上げていきましょう!ご連絡をお待ちいたしております。〔連絡先メールアドレス:sagaosprey@yahoo.co.jp〕
1.防災ヘリ拠点見学(5月初)
①場所と内容 1:防災ヘリ拠点(佐賀
空港東側)見学
②場所と内容2:地元公民館での「佐賀
空港オスプレイ問題の説明と質疑応答
③参加者:10名
2.教会での映画上映会(5月下)
①場所:鳥栖キリスト教会
②内容:佐賀空港オスプレイ問題の現
状と映画「沖縄 菜の花日記」上映
③参加者数:23名
2022.5.4
「5.3憲法講演会」で古賀会長が来賓挨拶
熱い思いを語りました! 漁協へ抗議の「申入書」!
5月3日、日本国憲法施行75年目を迎え、下のチラシのとおり「5.3憲法講演会」が行われました。
来賓として登壇した古賀初次会長は、佐賀空港オスプレイ問題に言及し、自衛隊との共用はしないとした「公害防止協定」に触れ、制定当時まだ戦争経験者が多くいた海苔漁師たちの平和への思いがこの協定に込められている、こうした経緯をも持つ協定を漁協は組合員に説明もなく協定見直しに向けて進めていることに憤りと不信感を持っていると参加者に訴えました。また、佐賀駐屯地(仮称)で始められたボーリング調査等についても異議を唱え、有明海漁協組合長へ「申入書」を内容証明郵便で提出したことも報告しました。会長の熱い思いに、参加者から大きな拍手と頑張れ!の声援をいただきました。
2022.4.21
4.3 オスプレイ反対県民集会のアンケート
「みなさまの声」をまとめました。
4.3県民集会は、コロナ禍ではありましたが約300名の方々に参加していただきました。会場では十分な質疑応答や意見交換を行うことができませんでしたが、アンケートにご協力いただいた方々の貴重なご意見等を皆様と共有したいと思います。
今後もみなさまと共にオスプレイ反対運動を力強く展開していきたいと考えておりますので、引き続きご協力ご支援いただきますようどうぞよろしくお願いいたします。
2022.1.25
緊急提議!第2弾!新春1月14日、15日 昨年末に引き続きチラシを配布
今一度考えましょう!!佐賀空港に自衛隊基地ができるということ、オスプレイや米軍が来るということを・・・!
昨年末に引き続き、1月14日、15日に緊急提議の第2弾として下記の資料を6漁協の所属する地域に戸別訪問して配布するとともに、住民の会の活動を支援していただいている皆さんへ郵送し、オスプレイのもたらす様々な問題を粘り強く訴えて来ました。
しかし、今月20日、防衛省はオスプレイの佐賀空港配備計画を巡り、配備予定地の用地測量などの入札を公告し、さらに防衛省、佐賀県、有明海漁協の3者協議の初会合を28日に開くことを明らかにするなど佐賀空港の自衛隊供用を認めない協定の見直しに向けて一気に加速し始めています。
前回に引き続き、私たちが戸別訪問して感じますのは、やはりオスプレイの事故や騒音問題、それに佐賀空港が軍事基地化したり米軍がやって来ることなどで生活が脅かされるのではないかという心配や不安を持っておられる方がたくさんおられたということでした。こうした一人ひとりの声に報いていくためにも、「佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画」反対を粘り強く訴えていく必要があるようです。
緊急提議!
チラシを配布し、再度、佐賀空港オスプレイの問題を考える。
2021.12.23
県有明海漁協は、14日、県と結んでいる空港の自衛隊供用を否定する協定を条件次第で見直すと、県に文書で回答しました。これを受け、山口佐賀県知事は22日、防衛大臣に漁協の要望を伝えたということです。こうした中、住民の会はすぐさま、漁協や県の対応に疑問を持つ組合員や地権者の多くが存在し、公害防止協定を交わした当時の漁協(現6支所:南川副、広江、早津江、大詫間、東与賀、諸富)の地域を中心に、21・22日の二日間、下のチラシを戸別に配布しました。出合った住民の多くの方からは、激励や共感のことばをいただきましたが予断は許せません。
今後、防衛省は確実に具体的な行動に出てくると思われます。全く目が離せない状況にあり、反対する私たちの正念場ともいえるのではないでしょうか。
「私たちは土地を売りません」
2021.12.3
空港の自衛隊供用を否定した公害防止協定見直し容認姿勢の漁協に対し、
抗議の声明文を提出
11月28日付けの佐賀新聞で、有明海漁協が県との間で結んでいる自衛隊との空港供用を否定した協定について見直す方向で30日の幹部会議で議論することが分かった、と報じられました。条件付きとはいえ、その条件の回答次第では見直すかの報道に、事の重大さを感じた地権者でもある反対住民の会の古賀初次会長は他の地権者有志とともに、12月1日に有明海漁協本所へ出向き、声明文(右)を手渡し抗議の意を表しました。
古賀さんは、取材のマスコミ各社のインタビューで「協定は環境や平和を守りたいという先人の願いがこもった大事なもの。それをこんなに簡単に見直すなんて言語道断」「海で暮らしている人間には、海の環境が悪化する自衛隊基地をつくるのはとんでもない話だ」と憤りを持って話しました。また「幹部だけで決定し、一般漁民には何も知らされていない」と漁協の意思決定のあり方も批判しました。
漁協が防衛省への協定見直しの条件として提示したのは、排水対策、用地買収額の提示、用地取得面積(買収範囲)の明示、の3項目。
防衛省の土地価格算定には測量が必要ですが、古賀さんは「自分の土地は、絶対測量はさせん!」と徹底抗戦の構えを示しています。さらに、私たちは、今回の声明文にあるとおり絶対に土地を売らないと決意している地権者の方々を強力に支え、「佐賀空港自衛隊オスプレイ配備計画」の白紙撤回に追い込む重大な正念場と捉えています。
今後とも、皆さまのなお一層のご支援ご協力をいただき、徹底抗戦で頑張り抜きたいと考えますので、どうぞよろしくお願いします。
佐賀空港のオスプレイ問題 8年目を迎えて
〔第5回〕
2021.11.11
佐賀空港へのオスプレイ配備の問題点 ②
▲佐賀空港配備は災害派遣のため? 佐賀県防災航空センターに防災ヘリがあるのに・・
左の図は、前回同様の佐賀県議会特別委員会などで使用された防衛省の説明資料の一部です。
前回「①佐賀空港は国防のため?で、オスプレイの国防目的(島嶼防衛)では、佐賀空港ではなく水陸機動団が所在する相浦駐屯地(滑走路なし)でこそ、垂直離発着を含めた訓練をやるべき、と指摘しました。
実際、水陸機動団は島嶼防衛に赴く場合、滑走路のない相浦駐屯地でオスプレイに搭乗する(木更津市における説明会)のですから、誰が見てもオスプレイは相浦駐屯地で訓練するのが合理的です。では、佐賀空港の滑走路では、何の目的で訓練をするのでしょうか?
防衛省は、オスプレイは島嶼防衛だけでなく災害派遣にも有効だと主張し(木更津市での説明会で)滑走路での訓練が必要と説明しています。そこで今回も災害派遣でも説明されていない(隠されている)内容に注目しました。 読者の皆さんは、今年になって佐賀空港の東側を訪れたことがありますか。空港東側には、引退した航空機YS11が置いてある「空港公園」とサッカー場がありました。しかし、サッカー場のあった場所には今年3月、佐賀県防災航空センターが新設されました。
同センターには防災ヘリ1機が配備され、防災ヘリは県内の離島にも15分で到着可能で、しかも災害時には他県からの応援ヘリを最大22機受け入れ可能な駐機場を備えています。防災ヘリは、沖縄県を除き、導入が完了していて、佐賀県はいわゆる「ブービー賞」だったのです。 何のことはない、災害対応にしても全国的に防災ヘリが配備され、大災害時には他県からの応援体制が整えられていてオスプレイの出る幕はないことが判かります。
いかがでしょうか?
防衛省が主張する「国防目的」でも「防災目的」においても、多くの有明海漁民や地元住民等の反対を押し切ってまでオスプレイを佐賀空港に配備する理由はどこにあるのでしょうか?!
やはり、オスプレイ佐賀空港への配備計画白紙撤回貫徹まで、粘り強く行動していくしかありません!
◎このシリーズ及び住民の会への、読者の皆さんのご意見・ご感想・疑問点などをぜひともお聞かせくださるようお願いいたします。〔宛先:sagaosprey@yahoo.co.jp 〕
佐賀空港のオスプレイ問題 8年目を迎えて
2021.10.25
〔第4回〕
佐賀空港への自衛隊基地33haの問題点 ②
▲弾薬庫の隣に燃料タンク? 危険! 格納庫不足! アセスメント逃れ!
「佐賀空港への自衛隊基地33haの問題点①」では、防衛省が示した配置図(上図)には、どこにも排水施設が示されていない点について指摘しましたが、さらに重大な問題点があります。
(1)防衛省が示したこの図面を見ると、33haの中に隊庁舎や燃料タンク、弾薬庫各種施設など必要な施設がギュウ
ギュウ詰めに配置されていることが分かります。また、燃料タンクと弾薬庫が隣接しており、しかもこの二つの施
設のすぐ北側には一般車両が通行するいわゆる空港道路があるという、常識では考えられない極めて危険な配置に
なっています。佐賀県は、この配置図を可として認めていますが、県民や市民の安全・安心をどのように考えてい
るのでしょうか。
(2)格納庫について、下の表をご覧ください。
駐屯地 航空機 格納庫の面積
①木更津駐屯地 約70機の航空機 約50,000㎡
②目達原駐屯地 約50機のヘリコプター 6棟30,000㎡
③佐賀空港自衛隊基地(予定) 約50機のヘリコプター 3棟20,000㎡
17機のオスプレイ
この表を見れば、格納庫の面積が決定的に不足していることは明らかで、この狭さでは半数の約35機は格納庫に格納できないことになります。
防衛省は格納できない部分は「屋外駐機する」と回答していますが、もし本当に屋外駐機するとなれば、有明海の潮風によって、機体が腐食し、墜落事故等の危険性が飛躍的に高まってしまいます。防衛省の安全感覚を疑わざるを得ません。
以上の点を考えると、環境アセスメントを逃れるために33haの中に施設設備を無理やり押し込めた配置図をとりあえず示し、配備が決まったら一気に拡大しようとする意図が見え見えで、極めて姑息なやり方としか思えません。2016年3月、当時の防衛政務官が環境アセスメントを逃れるために用地は段階的取得する旨の発言があったことが思い出されます。
◎このシリーズ及び住民の会への、読者の皆さんのご意見・ご感想・疑問点などをぜひともお聞かせくださるようお願いいたします。〔宛先:sagaosprey@yahoo.co.jp 〕
佐賀空港のオスプレイ問題 8年目を迎えて
〔第3回〕
2021.10.19
佐賀空港へのオスプレイ配備の問題点①
▲佐賀空港は国防のため?
右の図は、佐賀県議会特別委員会などで使用された、防衛省の説明資料の一部です。図の上段ではオスプレイの必要性を、下段では佐賀空港配備の理由を説明しています。私たち住民の会では、図で説明されていない(隠されている)内容に注目しました。
①水陸機動団はどこでオスプレイに搭乗?して島嶼防衛に赴くのか。
②滑走路が必要なオスプレイの運用とは何か?
オスプレイが暫定配備されている木更津市では、配備の前に説明会が開かれ、市民に説明が行われています(2019年6月~8月 全15回)。そこでは、次のように説明されているのです。
①水陸機動団が所在する相浦駐屯地でオスプレイに搭乗して島嶼防衛に赴く。相浦駐屯地には滑走路はなく、垂直離発着する。
②オスプレイは国防目的だけでなく、その他の運用も行う。その他の運用(例:災害派遣など)では滑走路が必要なため、滑走路を使った訓練がオスプレイには必要となる。
何のことはない、国防(島嶼防衛)のためには、滑走路は必要ないが、災害派遣などの運用では滑走路が必要だといってるんですね。
つまり、滑走路はなくても、水陸機動団を搭乗させる相浦駐屯地でこそ、国防のための垂直離発着などの訓練が必要だということになるのじゃないでしょうか。
したがって、国防のために佐賀空港にオスプレイを配備し、訓練するという理由は成り立たなくなると考えます。
〔注:資料に一部下線を付加しています〕
次回では、その災害派遣についての報告をします。
◎このシリーズ及び住民の会への、読者の皆さんのご意見・ご感想・疑問点などをぜひともお聞かせくださるようお願いいたします。〔宛先:sagaosprey@yahoo.co.jp 〕
佐賀空港のオスプレイ問題 8年目を迎えて
2021.10.18
〔第2回〕
3.その他の問題点 ①
▲佐賀市長選挙 オスプレイ問題、論戦深まらず!
17日、佐賀市長選挙の投開票があり、新人6名(候補者ポスター)が乱立する中、残念ながら自民党推薦の新人が当選しました。当選後、記者団に重要課題である佐賀空港へのオスプレイ配備計画への対応については明言を避けたということです。
市長選に関する世論調査から
「西日本新聞」2021.10.15
(市長選挙に立候補した新人6名)
衆院総選挙 31日投開票
今月末には衆院選が待っています。4年前の衆院選では全国で唯一1・2区ともに野党候補が勝利した佐賀選挙区です。今回も前回と同じく1区で立憲民主党の 原口一博 前衆院議員、2区で立憲民主党の 大串博志 前衆院議員が立候補を予定しています。ぜひ今回も原口・大串両候補の当選を果たし、野党統一の合意事項に盛り込まれた「自衛隊オスプレイの佐賀空港への配備計画白紙撤回」を実現させましょう!
◎このシリーズ及び住民の会への、読者の皆さんのご意見・ご感想・疑問点などをぜひともお聞かせくださるようお願いいたします。〔宛先:sagaosprey@yahoo.co.jp 〕
2021.10.16
佐賀空港のオスプレイ問題 8年目を迎えて
2014年7月、突如浮上した佐賀空港への自衛隊基地新設及びオスプレイ配備問題に対し、私たち住民の会は皆様のご協力やご支援をいただきながら、配備計画の白紙撤回を求める反対運動を展開してきたところですが、その目的達成には至っておりません。この8月には8年目を迎え、ここで改めて、今年3月から始まった九州防衛局の動きや、9月の県議会での質疑などから、佐賀空港のオスプレイに関する問題点を再度整理し、シリーズで提起していくことにしました。
1.佐賀空港への自衛隊基地33haの問題点
2.佐賀空港へのオスプレイ配備の問題点
3.その他の問題点
このシリーズに関する、読者の皆さんのご意見・疑問点などをぜひともお聞かせくださるようお願いいたします。〔宛先:sagaosprey@yahoo.co.jp 〕
〔第1回〕
1.佐賀空港への自衛隊基地33haの問題点 ①
▲排水対策が、極めてあいまいで具体性がなく、アセスメント逃れか?!
これまで筑後大堰や諫早湾干拓など、大型公共事業により海況の悪化を肌身で感じて来られた有明海の漁民の方々にとって、最も懸念されることの一つは自衛隊基地からの排水問題です。
これに対して防衛省は、排水対策として工事中は仮設の調整池や貯水池などを設置し、完成後は駐屯地内に調整池や浸透桝などを設置するとしていますが、少なくとも下記の配置図33haの中には見当たりません。いったいどこに造るというのでしょうか。細かな説明がありません。
この点に関して、防衛省は配備が決まってから(33ha取得した後に)検討するとも受け取れるような回答をしており、これでは環境アセスメント逃れ!と言われても仕方ありません。また排水施設を二の次に考えるようでは、漁民の生業を脅かす排水問題の深刻さも全く理解できていないようです。
佐賀県は、このような曖昧で具体性に欠ける防衛省の説明を可として受け入れ、漁民や市民、県民が納得すると思っているのでしょうか!
防衛省の「施設配置案」
(住民説明会で配布された資料から抜粋、文字を一部付加)
ギュウギュウ詰め!どこに排水施設が?
2021.10.14
佐賀市長、佐賀市議会議員選挙、ともに激戦!
投開票は、10月17日(日)
選挙結果はもちろん大変気になるところですが、本日事務局会議後、あまりの天気の良さにラムサール条約湿地「東よか干潟ビジターセンター」に出かけました。この美しい「平和な空」「安心できる大地」「宝の海」は子や孫たちへぜひ守り抜きたいものですね。(選挙結果については、後日報告します)
脊振山系を望む佐賀平野
有明海。手前が東よか干潟、沖にはノリの支柱が林立、遠くは雲仙岳
この空に、オスプレイ は飛ばせない!
〔報 告〕
2021.9.28
「NO!オスプレイ どうするオスプレイ?佐賀市民集会」
最初の主催者挨拶で、佐賀大学名誉教授 畑山敏夫氏は「佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画は、漁民、漁協だけでなく市民、県民全体の問題だが、問題にもなっていない、議論もなされていない」「住民投票も視野に入れていいくらいの問題だ」「多くの人と議論を深めるために問題や情報を共有し議論を深める集会にしたい」との趣旨を話されました。
そして吉岡先生の基調講演は、たくさんの資料を基にオスプレイ配備計画の経緯から自衛隊と共有しない公害防止協定の意義、そして観光による安全保障の観点から佐賀空港の役割などを佐賀市民、県民の問題点として分かりやすく丁寧にお話しいただきました。時間が制約される中での講演が惜しまれるほど内容が豊富で、じっくり時間を取ってお話しいただきたいほどでした。
また質疑応答では、オスプレイ暫定配備されている木更津市では自衛隊も参加するオスプレイに関する説明会が公開されたり市のHPでもオープンにされているのに、佐賀県や自衛隊が参加した地権者説明会では非公開とされるなど取り扱いの違いを指摘する疑問・意見が出されるなど、活発に質疑が行われました。
最後に市民集会の決議(右)を採択し、閉会しました。
大変有意義な集会でしたので、第2回、第3回と続き、ますます論議が深まることを期待したいと思いました。
集会の参加者は、会場にはコロナ禍のため事前申し込みの限定30名とオンラインで約30名、計約60名ということでした。
吉岡先生の基調講演
市民集会決議(案)を採択しました!
吉岡先生の資料(PP資料100枚)
ご案内です!
NO!!オスプレイ
「どうするオスプレイ?佐賀市民集会」
9月26日(日)14:00~15:30
が開催されます。
基調講演「佐賀の空を、平和の扉に」の講師 佐賀大学教授 吉岡剛彦 氏は、本会が2019.3に実施した連続講座「佐賀空港の発展を考える」においても講師をしていただき、大変貴重なご意見や示唆に富むお話をしていただいた先生です。 多くの方が参加されることを願っております。
当日は、コロナ感染拡大防止のため、一般参加者はオンライン参加でお願いしたいとのことです。
2021.9.22
9月18日(佐賀県平和運動センター主催、佐賀県教育会館で)
2021.9.19
「戦争させない・9条壊すな!9.19佐賀県集会」開催
古賀初次会長が力強く連帯の挨拶
本会の古賀会長が来賓あいさつで、佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画について防衛省の「地権者説明会」や地権者へのアンケートの実施等について現状を報告、さらに「佐賀空港オスプレイ問題は県や漁協や漁民だけの問題ではない、自衛隊オスプレイ配備は軍事基地化を意味し米軍もやって来る、二度と戦争をさせてはならない、そのためにも佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画に断固反対していく」と、力強い決意と連帯の挨拶をしました。
また、衆議院選挙を控える県選出の立憲民主党大串議員・原口議員(メッセージ)、比例区の日本共産党田村議員からも現政権の国会軽視、戦争できる国づくりのための法律づくりなど国民軽視の政治に終止符を打つための野党共闘で選挙戦を勝ち抜くとの決意を表明されました。
そのあと、名古屋学院大学教授の飯島滋明氏による講演「戦争できる国づくりを進める自公政権~土地監視及び利用規制法」がありましたが、冒頭に「佐賀空港に自衛隊オスプレイが配備されたら、必ず米軍が来る、地位協定がある、約束は守られない、オスプレイは単なる騒音ではない、不気味な気持ちの悪くなる音だ、佐賀だけの問題でなく九州全体での問題でもある、力強く反対を貫いて行ってほしい」と強いメッセージと本会へのエールを送っていただきました。
午後からは、佐賀空港に出向き、防衛省が自衛隊配備地域と想定している場所を実際に見ながら、「土地等監視及び利用規制法」が及ぼす「市民監視」「反政府的言動規制」の危険性が極めて高いことを具体的に佐賀空港を例えて説明していただき、一層理解を深めることができました。さらに現状から防衛省が要求している33haは全くの環境アセスメント逃れであり、一旦作ってしまえばどんどん広げていくことは明白であると飯島教授は話されました。
私たちの反対運動の正念場はまだまだ続いていくことを実感した一日でした。
防衛省が要求する空港西側の土地(農地等に利用中)
飯島教授(左)へ説明する住民の会
すぐ目の前の有明海では、ノリ網の支柱立てが始まっている
思いを新たに!オスプレイ反対住民の会(本日参加者のみ)
2021.9.10
地権者アンケート結果の詳報をお知らせします
表、グラフは九州防衛局公表の資料を基に、本会で作成しました。
漁業者と非漁業者で回答率の違いが見られます。
一般に非漁業者は高齢化傾向にあるようです。
2021.9.8
オスプレイの佐賀空港への配備に関する佐賀市議会一般質問が行われました。
そこで、7日8日の新聞各紙等から、秀島敏行佐賀市長の市議会答弁、記者会見談話、インタビュー記事を集めてみました。
〔佐賀新聞〕
(公害防止協定覚書を見直すかどうか判断することに)
「当時の漁業者の思い、約束事は重く、簡単に変えていいものではない。首長が代わろうと、重みは変わらない」
「次の市長も関係者の思いを聞き、文書を読んで時代的な背景を調べてほしい。覚書が仮に見直されても、市民にはまだ全然説明し
ていない。環境問題などの対応が残っている」
(一般質問で)
「県が漁協と公害防止協定の覚書を整理してから、市民説明会、市との協議となる」
(空港の運用を変更する場合、協議をすると定められていることを受け)
「市が同意できる話し合いを県とできなければ、対立した状態でいく」「協議では同意を得るのが常識。県が計画を一方的に進める
ことになれば反発することになる」
(県と漁協の協定について)
「覚書が見直されたととしても(防衛省がオスプレイ配備を)大手を振ってやっていいとはならない。(覚書が)最後の砦ではない」
〔読売新聞〕
(県と漁協の公害防止協定が見直されたとしても)
「市が同意できる話し合いができなければ、対立した状態になる」「仮に(県と漁協の協定が)整理されれば、市との事前協議、市
民への説明会が出てくると捉えている」
(県と漁協の協定について)
「最後のとりでと思われているが、そうではない。市がオーケーを表明しないと計画は進まない」
〔朝日新聞〕
(自衛隊との空港供用を否定する文言が削除されるという見解を述べたうえで)
「市は県との事前協議で住民説明会を求める。抜きにしては考えられるものではない」「説明会と合わせて地域環境への影響を調査
し、安全性の確保などの疑問点を解明すべきだ」
(県と漁協の協定について)
「漁協との公害防止協定を『最後のとりで』という人もいるが、そうではない。(市との協議も)問題点があるかきちっと議論す
る」
〔西日本新聞〕
(地権者アンケート結果から)
「県有明漁協がこの結果をどうされるのか、動きを見極めたい」
(公害防止協定付属資料について)
「昔のことだからと簡単に変えていいものじゃない。約束の重さは変わらない」「(空港着工約30年で)協定の重みが減ってきて
いる」「(次期市長には)当時の時代背景などを勉強してほしいと思っている」
〔NHK〕
(県の条例で35ha以上が環境アセスメントの対象になる、自衛隊が整備を計画している面積が33haであることを念頭に)
「環境アセスメントの回避につながるようなことは、見逃してはならない」
秀島敏行佐賀市長は、佐賀市は公害防止協定の立会人としての立場にあることの重要性とその役目を果たすことがその使命であると一貫して強調されています。オスプレイ問題に関して、任期最後まで頑張っていただき、そして次期市長へ引継がれることを期待したいと思います。
2021.9.7
オスプレイ配備計画
地権者アンケート結果 公表
1.国の配備計画について 2.空港西側の土地について
①理解する 38% ①売却しても良い 29%
②理解しない 27% ②売却したくない 26%
③どちらとも言えない34% ③条件次第で売却してもよい43%
防衛省九州防衛局は3日、アンケートの結果を有明海漁協に報告しました。今後、漁協は集計結果を判断材料とし、自衛隊との共用を否定した「公害防止協定」を見直すかどうかの検討を進めるとしています。ただ、これまでは秋口から来春までのノリ漁期中は多忙だとして開かれていなかった「検討委員会」を、西久保組合長は今期のノリ漁期中にも開くと明言しました。
当初から地権者アンケートには疑問点が多く撤回破棄を要求していた地権者有志の会 古賀初次 氏(オスプレイ反対住民の会会長)は「この多忙な時期にこんな大事なことを話すなんておかしい。漁協が防衛省のペースに乗って議論を進めている」と批判し、さらに「アンケートの結果は、立場によって評価が分かれる結果ともなりうる、どう捉えるか、解釈の仕方で大事な「公害防止協定」を見直す判断材料とすることに大きな懸念を覚える」とコメントしました。今後もしっかりと注視する必要があるようです。
佐賀県から「地権者有志の会」への回答
2021.9.6
先に地権者有志の会が佐賀県に提出していた「防衛省によるアンケートに関する申入書」に対する回答がありましたが、ほぼゼロ回答に等しいものでした。
アンケートについては有明海漁協、佐賀県、防衛省の3者で協議しての実施であったのに、「実施は防衛省が責任を持ってする」ということであったから、疑問は防衛省に言ってくれと全く知らん顔です。有志の会は地権者、漁民に対する県の不誠実極まりない対応に怒りを覚えると語っています。このような佐賀県の対応は大変残念であり許されるものではありません。今後も誠意ある対応を要求しつづけたいと思います。
(県からの回答書)
2021.9.1
佐賀市議会8月定例議会一般質問でオスプレイ関連の質問がおこなれます
9月6日(月) 川崎直幸 議員 「佐賀空港への陸上自衛隊及びオスプレイ等の配備問題について」
9月7日(火) 白倉和子 議員 「佐賀空港への自衛隊・オスプレイ配備について」
◎本会議のライブ配信とオンデマンド(録画)配信が行われます。〔詳しくは佐賀市議会HP〕
秀島敏行佐賀市長は、4期16年の最後となる定例議会を前に8月18日の定例会見で、記者の質問に対し「防衛省に望むことは佐賀空港をつくるときに取り交わされたあの覚書ですね。その時の魂、みんなの気持ちを十分尊重した上で行動をしてくださいということです」と答えています。地権者アンケートへの批判と疑問を投げかけている市長最後の答弁が注目されます。
防衛省 概算要求 佐賀空港オスプレイ配備に30億円!
<本日(1日)の新聞各紙によると>
地権者アンケート 8割回答
27日、地権者アンケートが佐賀県有明漁協本所で集計されました。回答率は約8割。集計作業は非公開で行われ、西久保組合長や地権者が所属する漁協4支所の運営委員長が立ち会ったということです。
配備計画の理解や土地売却についての賛否を問うアンケート集計結果は、防衛省が結果を精査し、漁協内のオスプレイ検討委員会に報告するとしています。西久保組合長からは「アンケートの結果は検討委員会に報告後公表したい。検討委員会は早く開きたい」と述べるにとどめていました。
自衛隊との空港供用を否定した「公害防止協定」の見直しを図りたい防衛省と佐賀県が、アンケートを基にどのように迫ってくるのか大いに注視する必要があります。
2021.8.30
オスプレイ講演会
『国』防と『地方』社会・経済を考える
ー佐賀空港オスプレイ配備計画をめぐってー
2021.8.28
8月27日、佐賀大学において沖縄国際大学教授 前泊博盛氏によるオンライン講演会が開催されました。本会から古賀初次会長他数名が参加し、前泊教授の指摘する佐賀空港オスプレイ配備計画をめぐる問題点について再確認するとともに新たな問題点と当面の課題について学習する大変良い機会となりました。
前泊教授は、「自衛隊を受け入れるということは米軍基地の機能を補完するということであり、米軍との共同使用基地として位置づけられる」、また「佐賀空港が自衛隊基地になった場合、今年6月に成立した土地利用規制法により基地周辺1キロは監視の対象になり、土地売買が規制され、基地反対運動も規制されるようになる」との問題を指摘されました。さらに本会及び地権者から様々な問題を指摘している「地権者アンケート」についても「防衛省はアンケートで民意を問うとしているが、(結果がどうあれ)それに従うかどうかは別問題」とも指摘されました。
なお講演については主催者により録画編集され、一般にも配信するとの事です。
佐賀県知事へも「申入書」を提出
2021.8.13
8月13日、地権者有志の会は佐賀県知事に対しても「申入書」を提出しました。
今回の地権者アンケートに関しては県有明海漁協、防衛省、県の3者協議を行い実施されたものですが、「申入書」を受け取った県の担当者は、「実施については防衛省側が責任をもって行うとしたものなので、回答は防衛省に求めてほしい」と、県としての回答を避けようとしました。また、回答についてはその場の口頭での回答で済ませようとしたため、地権者有志の会は文書による回答を強く求めましたが明言しようとしませんでした。
10日が提出期限の地権者アンケート提出率は、西久保組合長によると約5割だそうです。提出できずにいる方も含め多くの地権者の方々は、佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画について疑問や問題をまだまだ解決できずにおられるのではないでしょうか。佐賀県知事として、「申入書」に一つ一つ丁寧に説明するなど誠意ある対応を示してほしいものです。
政策部の担当者へ申入書を手渡す
地権者有志の会古賀さん(左)
漁協組合長への「申入書」
2021.8.9
8月4日に地権者有志の会から有明海漁協組合長へ提出された「申入書」は次のとおりです。有志の会は近日中にも漁協からの回答を求めたいとしています。
なお、九州防衛局から地権者あてに届いた封筒等を参考までに付けています。
*参考 九州防衛局からアンケート発送封筒と回答返信用封筒です。
無記名回答なのに返信用封筒右下に番号が付されている!果たして、個人情報は守られるのでしょうか!
地権者説明会を終え、防衛省・漁協は地権者アンケートを実施
ー漁協組合長へ「地権者有志の会」が申し入れ書を提出ー
2021.8.8
防衛省は陸上自衛隊オスプレイ配備計画への賛否や土地売却の可否を尋ねる地権者アンケートを実施し、8月10日を目途に回答を求めるということです。漁協はこれを集約し、自衛隊の空港供用を認めない公害防止協定覚書付属資料の見直しに応じるかどうか協議するとしています。
これに対し、「地権者有志の会」(4支所の有志、古賀初次氏他約50名)は県有明海漁協組合長西久保氏等に公害防止協定への認識などについての説明と本アンケートは計画側が実施するアンケート結果を漁協側が受け入れることであり、漁協としての主体性や独立性が疑われるなどの問題点7項目を挙げ、アンケートの撤回と破棄を要求しました。
防衛省から送られてきたアンケート用紙(地権者提供)
2021.8.8
防衛省九州防衛局による地権者説明会が行われました。
ー国の説明は本当に信用できるのかー
6月30日から7月4日にかけて、県有明海漁協早津江・広江・大詫間・南川副各支所の地権者説明会が行われ、参加者は約5割でしたが、参加者からは将来的な米軍利用の可能性や駐屯地の排水対策、機体の騒音など多くの懸念や問題点が出されました。
会場へ向かう南川副支所の地権者へチラシを配布
「最新情報」のメニューを設定しました。こまめに情報を発信していきたいと思いますのでよろしくお願いします。8/4
南川副漁協管理農地
(佐賀空港ターミナルを望む)
大豆種蒔きしておられる農家さんに許可もらい撮影。若い農家さん曰く、「まあだ、おいたちは何も聞いとらん」。「私は運動を応援しているので撮影に来ました。今年を最後の種蒔きにしないでね」と伝えたら、「はい」と気持ちよく答えてくださった。若い南川副の漁家、農家さん、捨てたもんじゃない
(2021.7.26 撮影M.T)
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